K-AI

K-AIとは

競馬のAI予想は「どれだけ当たるか」で語られがちです。 K-AIが見ているのは、当たった回数ではなく増えたお金です。

出走する全馬を採点し、実力の割に人気がなさすぎる馬だけを買います。 当たる回数は多くありません。外れが続き、たまに来る高配当でまとめて取り返す—— そういう道具です。毎回当たる魔法ではない、という前提でご覧ください。

人気馬を買い続けるK-AI的中率回収率的中率回収率当たる回数と、増えるお金は別物
当たりやすい買い方が、増えやすい買い方とは限りません。

できること

予想を出すだけの道具ではありません。1レースを深く読むための画面と、 1頭を追いかけるための画面があります。

馬番馬名評価
11サンプルホース58.2
34テストランナー71.4
57ダミーゲイル66.0
813サンプルクイーン62.7

※ 表示例です

新聞:競馬新聞の馬柱をそのまま画面に。
後方前方
逃げ
先行
差し
追込

※ 表示例です

展開シミュレーション:どの馬が前に行くかを絵で。

レース

出走する全馬をAIが採点します。予測結果・展開シミュレーション・血統・適性・確定結果・新聞の6つの見方を切り替えられます。

新聞

競馬新聞の馬柱をそのまま画面に載せています。紙を読む感覚のまま、AIの評価が横に並びます。

展開シミュレーション

どの馬が前に行き、どの馬が後ろから伸びてくるかを絵で示します。文字だけのペース予想を、目で見える形にしたものです。

強さ

馬1頭ごとの実力の移り変わりです。「そのとき強いと見えていた値」と「いま振り返るとどうだったか」を2本の線で並べます。

馬ページ・検索

気になった1頭を追いかけられます。戦績・血統・強さの推移をまとめて見られます。

分析

血統は系統別・季節別に、騎手と調教師は成績の傾向を集計しています。

スキャン

開催日の全レースをまとめて評価します。新馬戦と障害戦は対象外です。

履歴

単勝・複勝・馬連それぞれの回収率を、競馬場別・クラス別まで公開しています。良いときも悪いときも、そのまま出しています。ただし実際に賭けているのは馬連だけで、単勝と複勝は参考の集計です。

どう予測しているか

柱は3つ。馬の採点、レースの流れ、そして馬の実力です。

1. 全馬を採点する(AI Rating)

各馬の好走しやすさをAIが計算し、実際の的中率に合わせ込む補正をかけたうえで、そのレースの中での相対的な高さに変換します。 「絶対的な確率」ではなく「このメンバーの中でどれだけ抜けているか」を示す指標です。 値は下限20・上限80に収めていて、 50が平均、60以上で上位評価、70以上は高評価帯になります。 80に張り付くことはめったにないので、70台が出ていればかなり強い評価だと考えてください。

50(平均)抜けた馬低い高い
同じ60でも、相手次第で意味が変わります。だからレースごとに測り直します。

2. レースの流れを読む(展開)

多くの競馬AIは前走のタイムと着順だけで馬を評価しますが、 競馬は「誰と走るか」で結果が変わります。 前に行きたい馬が揃えば激しい流れになって後ろから来る馬に向き、 前に行きたい馬が少なければ楽な流れになって前の馬が止まりません。

前に行きたい馬が多い→ 消耗戦→ 差す馬が有利前に行きたい馬が少ない→ 瞬発力勝負→ 前の馬が有利
同じ馬でも、メンバー構成が変われば有利不利が入れ替わります。

さらに、全10競馬場についてスタートから最初のコーナーまでの距離を コースごとに持っています。ここが短いコースでは外枠の馬が前を取りにくく、 長いコースでは枠の不利が薄まります。

スタート内枠外枠ここが短いほど、外枠は前を取りにくい
コースの形そのものが、枠順の有利不利を決めます。

3. 馬の実力を測る(強さ)

強さの見方は2つあります。ひとつは1走ごとに勝ち負けで上下する値で、 初期値から始めて、格上の馬に勝てば大きく上がり、格下に負ければ下がります。 芝とダートは別々に集計します。予測に使っているのはこちらです。

もうひとつは全履歴をまとめて較正し直した値です。 「あのとき負けた相手が、その後に活躍した」といった後から分かる情報を織り込んで、 過去にさかのぼって評価を引き直します。読み物として画面に出しているのはこちらで、 予測には使っていません。後から分かる情報は、予想の時点では手に入らないからです。

時間 →そのとき見えていた強さ振り返っての実力
そのとき見えていた強さと、振り返っての実力。ずれる時期があること自体が読みどころです。

どう買うか

強い馬を並べるだけなら、オッズを見れば済みます。 K-AIが探しているのは強い馬ではなく、実力の割に人気がなさすぎる馬—— つまり実力に比べて配当がつきすぎている馬です。 条件を満たす馬がいなければ、そのレースは何も出しません。

市場がつけたオッズも予測の材料のひとつとして使っていますが、鵜呑みにはしません。 展開・コースの形・実力値といった他の材料が市場の評価と食い違う馬を拾えるかどうかが、 この買い方の勝負どころです。オッズと同じことしか言わないなら、わざわざAIを使う意味がありません。

馬連 — 実際に賭けているのはこれだけ

人気を落とした大穴のうち、AIだけが2着以内に来ると見ている一部を軸にして、 中位人気の馬へ流します。 「市場が見落とした1頭 × 手堅い相手」という、配当の大きい組み合わせをねらう買い方です。 当たる回数は多くありませんが、当たったときの配当で取り返す設計になっています。

人気人気薄相手人気を落とした1頭を軸に、中位人気へ流す
軸は人気薄側に、相手は中位人気の帯に置きます。

単勝(展開ねらい) — 画面には出しますが、賭けてはいません

レースの流れが向く穴馬を拾う戦略です。過去の検証では回収率100%を超えていますが、 現在自動投票に組み込んでいるのは馬連だけで、 単勝は参考表示にとどめています。 検証を通ったからといって手を広げるのではなく、実弾は一番自信のある馬連ひとつに集中させる—— 資金を分散させないための判断です。 画面に出ているものが全て賭けられているわけではない、という点はご承知おきください。

※ 過去にあったワイド・本命・穴・初ダートの各戦略は、検証で回収率100%を超えられず廃止しました。 差し昇級は、条件を満たす馬がほとんど出ず実質的に機能しなくなったため運用から外しています。 複勝とワイドについては13回の作り直しを経て、回収率に構造的な上限があると判断しています。

数字の正直な話

運用中の馬連は、過去データの検証で回収率 132%(28ヶ月)/ 167%(未来データ10ヶ月)でした。 ただしこれは平均値で、 実際は当たり外れの波がとても大きい戦略です。

  • 年単位では一貫してプラス(2024〜2026年すべて黒字)。
  • 一方で3ヶ月に1ヶ月ほどは回収ゼロの月があり、 過去には100レース以上続けて外した時期も。
  • たまに出る高配当でまとめて取り返す設計のため、短期の負けは想定内です。

何が言えて、何が言えないか

回収率が正確にいくつかは、分かりません。当たる回数が非常に少なく、当たったときの配当が大きい買い方なので、 回収率を意味のある精度で言い切るには数万点の積み重ねが要ります。 いまのペースでは十年以上かかる計算です。これはK-AIが弱いという話ではなく、 大穴をねらう買い方に共通する性質です。

ただし「ふつうに買うより良いか」は別の質問で、 そちらには複数の手がかりがあります。年ごとに見て3年とも黒字だったこと、条件を先に決めてから探索に使っていない期間で試して 数字が落ちなかったこと、期間を半分に割っても両方で黒字だったこと、 一番大きい配当を3本抜いても黒字だったこと。 独立した複数の角度が同じ方向を指しています。

実際に賭け始めてからの成績も公開していますが、 こちらはまだ運と区別できるだけの本数が貯まっていません。 だから実戦の成績で良し悪しを判断せず、事前に条件を決めた検証を規律にしています。

回収率: 投じた100円あたりの払戻倍率(100%が元返し)。未来データ: 学習にも補正にも使っていない先の期間のこと。

どう確かめているか

競馬の予想は、過去データに対してなら後からいくらでも良い成績を作れます。 条件をいじって当たった組み合わせを選べば、成績表はきれいになる。 そこに引っかからないよう、K-AIは順序を固定しています。

学習補正検証過去現在右の期間は学習にも補正にも使わないこの順序を崩さない
過去で学び、次の期間で補正し、さらに先の未使用データで試す。この順序を崩しません。

一般的な機械学習で使われるランダムな分割は使いません。 データを無作為に混ぜると、未来の情報が学習側に紛れ込み、 実際には知り得なかったことを知っている状態で成績を測ってしまうからです。

そして条件は先に決めます。 決めてから、探索に一度も使っていない期間で試し、 そこで数字が落ちなかったものだけを採用します。 後から条件をいじって良く見せることをしない、という手続き上の縛りです。 実際、この関門を通れずに捨てた戦略の方がはるかに多く、 いま実弾を入れているのは馬連ひとつだけです。

一般的な競馬AIとの違い

観点一般的なAIK-AI
展開の読み方前走のタイムと着順のみ全10場のコース形状と、出走メンバーの脚質構成からペースを読む
評価の物差し当たりやすさ(的中率)増えやすさ(回収率)。オッズとの見合いを判定に組み込む
検証の順序ランダムK-Fold(未来の情報が混ざりうる)時系列3分割。過去で学び、未来で試す順序を崩さない
確率の扱いモデルの出力をそのまま使う実際の的中率に合わせ込んでから、レース内での相対評価に変換
馬の実力なし、または全コース共通の指標芝とダートを分けて算出。画面では全履歴で較正した値も併記
買い目の出し方推奨馬を並べる条件を満たしたときだけ出す。満たさなければ何も出さない
採用の基準過去成績の数字条件を先に決め、探索に使っていない期間で試し、そこで落ちなかったものだけ採用
説明数値の羅列生成AIが推奨理由を日本語で解説(印つき・戦略別・血統3軸の勝率を引用)

裏側

ここから先は、興味のある方向けの技術的な話です。

最終更新: 2026-07-31